エーガニッキ

札幌在住 映画と旅好き 還暦過ぎ

愚者の災難

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画像はイッタラのボウルとプレート、実際は限定ブルーの夏色。

 

先週、仲良くさせてもらっている人のお家に招待された。彼女は、退職前の自動車保険の法人担当者、退職後も歳が近いので仲良くさせていただいて、私が手術を受けたせいでしばらく会ってなくて久しぶりだった。数時間楽しく話して彼女も私もお料理好きで帰りに珍しい調味料や食材などをお土産にもらった。ギフト、嬉しかった。

ギフトと言えば苦い思い出がある。前の職場のこと。その子とは違う部署でも同じ職種で20年近く一緒に働いていて彼女が結婚したと聞いた時、驚きもあり嬉しくもありで張り切って結婚祝いを探した。私はお料理が好きだけどひとに食べてもらう為に作るのでは無いから食器に凝ったことはなく、でも彼女はそうじゃ無いかもとペアのボウルとプレートのセットを選んだ。時間をかけ、店員さんと相談して楽しげな新婚家庭を想像しながらね。渡した時彼女は喜んでくれたと思った。

数日後彼女はお返しをくれた。包み紙はウエッジウッドのものだった。ブランドものにブランドもののお返しなんってすごいな、かえって悪いなと受け取ってうちに帰って包みを開けたらそうウエッジウッドの私が贈ったと同じ様な形のボウルとプレートのセットがひとつ。全く同じ様な物のセット。

贈り物は意味を持つ。私は楽しく食べてねと贈ったけれど彼女の返答は、あなたはひとりよ、この食器でひとりで食べてねだと思った。私は彼女が好きだったけれど相手はそうと思ってなかった。ギフトは難しいそして、全くもってコミニュケーションって難しい。