エーガニッキ

札幌在住 映画と旅好き 還暦過ぎ

サクリファイス

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3回目のコロナワクチン接種が終わった。接種翌日熱は37度台で、一日中寝込んだ一度目より大したことがなかったけれど、頭痛と神経痛が酷く3回目にして初めて鎮痛剤を飲んだ。

ワクチンは大人になってからはB型肝炎と麻疹を受けて、B型肝炎は何度打っても免疫が出来ないのでもう打たない。

ワクチンについては思うところがあって、今回のコロナワクチンは治験も十分じゃ無いと思うし、認可が早過ぎたけれど、接種のお知らせが来たら必ず受けようと。

私は1958年生まれで、転勤族だった父親のせいで小学校を4回、中学を2回転校し、そして高校へ進学した。転校先には、クラスに一人または全校生徒に数人小児麻痺(ポリオ)の同級生が必ずいた。一つ上のいとこも小児麻痺で足を引きずっている。調べてみると、1940年代から流行が見られ1960年に北海道で大流行したとのこと。それに合わせて1961年に政府がワクチンを緊急輸入したって。あの時の同級生たちを思う時、もう少し早くワクチンがあったならと思う。ワクチン打つの打たないの言っている人たちの中に一人でも小児麻痺の同級生がいたのだろうか。

ワクチンは尊いものだと思うのは、小学校の時読んだ偉人伝「ジェンナー」のせいかも。ジェンナーは天然痘のワクチンを自分の息子に試したと読んで、近年、それは間違いであると言われてるが、何て犠牲的な行いだろうと感動した。WHOによると、その天然痘は1980年に地球上から絶滅した。

未曾有のウイルスに対抗するため、効果があるかわからないワクチンを試すこと、それこそが犠牲であり、これから先生きて行く人々に向ける大きな希望かなぁと思って打ちました。いつ終わるか分からない戦いに勝つためにね。